トプコンの尖った【DX】が世界を丸くする
とある企業のDXパートナー、いねおけです
豊かな日本で暮らす為
日本プロダクト(製品)の競争力向上に貢献したい
コチラを紹介します
「経済産業省」主導のもと“デジタル時代を先導する企業”として「DXグランプリ企業」が発表されております
国が認めるDXとはどんなものか?具体例から学べるDXの事例紹介です
今回は
こんな順番で紹介していきます
イマ持っている技術を軸足に置いて、もう片方の足を一歩外に踏み出す「キャリアピボット」を、時代に合わせて、企業全体で成功させているイメージが好印象でした
DXグランプリ2023公式情報
DX銘柄2023の公表ページとしてコチラのリンクから経産省の公式文書が確認できます
▷リンク:デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)
特に、本記事で取り上げる㈱トプコンのスピーチはコチラのリンクから視聴可能です
▷リンク:【DX銘柄2023】DXグランプリ企業取組紹介 株式会社トプコン 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO) 江藤 隆志
トプコンの経営理念
まず初めに、同社の経営理念の紹介があります
最初の「イ」が医療の医になっていて、語呂が良く、ぱっと見で何がしたいのかイメージがしやすい経営理念ですね
言葉のチカラを大切に扱っている企業様、大好きです
先に紹介したプレゼン資料の冒頭には「尖ったDXで、世界を丸く」のキャッチフレーズも添えられており、キーワードの「尖った」がその後のプレゼン中にも登場する構成となっており、凄くストーリー性のある良い発表でした
動画全体の尺も6分程度にまとまっており、気軽に見られます
歴史
DX的な観点から㈱トプコンの発展を語る為に、同社の歴史が以下の様に紹介されています
- 1932年創業
- 光学機器のパイオニアとしてスタート
- 測量機の国産化
- 医療機器などに事業を多角化
- グローバル展開を加速
- ターニングポイントとなるM&A(1994年)
- ソリューションプロバイダへの転身
1994年のM&A
DXの観点では1994年に実施されたM&Aによる技術獲得が大きなターニングポイントになったそうです
M&A先から獲得したのは「測量機をセンサーとして利用し、建設機械を制御する」技術
これをキッカケに土木製造業に本格参入を開始したそうです
DX的な観点
「土木製造業」における「ソリューションプロバイダ」のポジションを確立するモデルとして
建設工事の工場化を実現したという点が、DX的に素晴らしい功績です
建築工事も広義では製造業であると解釈し、かつ、一般の製造業と異なる点は「どこに造るのか」が決まっていることであると理解したトプコンは「同社のもつ高度な位置計測情報があれば建設工事を自動化できる」と判断しました
測量機事業で培った「精密に測れる」という強味と、
M&Aで獲得した「建設機械を制御する技術」を活かすことで…
建設工事の工場化という新たなソリューションを創出させたのです
今後の展開
この実績、成功プロセスはヘルスケアや農業分野にも応用が可能であり、新たなプロセスの構築が進められているそうです
尖ったハード・ソフトを開発することで、デジタル化・自動化で新たなコンセプトを創出し、仕事のやりかたそのものを変革する様な新たなDXソリューションを創出してきた
この様に語る同社では「世界中の人々を豊かに」するべく、今後もデータの蓄積とその活用を推進するそうです
まとめ
DXグランプリ2023より、グランプリ企業である「㈱トプコン」のDX事例でした
変化の激しい現代社会において、「価値を提供し続ける企業」であり、「求められる企業」であり続ける為には、変化に敏感であることや時代に合わせて柔軟に対応する能力が求められます
従来から積み上げてきた技術を生かしつつ、新たな技術の導入をキッカケとして事業の範囲やサービス形態を変化させることで存在価値を高めている㈱トプコンの事例はグランプリにふさわしい、多くの日本企業が参考にするべき事例であると感じました