DMBOK【メタデータ管理】わかりやすいまとめ
とある社畜のDX担当、いねおけです。
今回のテーマは
DMBOKで紹介されている11の知識領域の中から「メタデータ管理」の概要について御紹介します。
メタデータはデータの為のデータです。この表現では意味が分かりにくいかもしれませんが「図書館の図書目録」と言い換えると重要性が理解しやすいのではないでしょうか。
メタデータ管理とは
メタデータは、「データに関するデータ」です。データを説明する為のデータともいえます。
データマネジメントにおけるメタデータの重要性を理解する為に、大きな図書館を想像してみてください。数十万の書籍が所蔵されている図書館です。
この図書館に「図書目録」がなければ、利用者は特定の本や、トピックの検索ができません。
図書目録があるからこそ、分野・著者・タイトルなど様残な着眼点から、図書の保管場所を見つけることができます。
メタデータを持たない組織は、図書目録のない図書館の様なものです。
データに関するデータであるメタデータの集約は検索性向上などに寄与し、組織のデータ活用をより活発にするのに有効な手段となります。
メタデータ管理の目的
データサイドの人員はもちろんですが、ビジネスサイドの人員も含めて、何のためのデータなのか、どんなデータなのか、がわかる様にデータを管理する必要があります。
データ構造を熟知したデータマネジメント担当者だけが理解出来ていて、データを利活用するビジネスサイドの人員には何のデータかわからないのでは意味がありません。
あるいはデータサイドの人員だとしても、最初のうちは関係者間でデータを理解出来ていても、時がたつと分からなくなってしまう様なことが多くあります。
この様な事態を防ぎ、「欲しいデータを欲しい時に見つけられる様に」メタデータを整理することが重要です。
メタデータの種類
メタデータ管理の対象は、構造化データのみならず非構造化データも対象となります。
非構造化データを含めて、何のためのデータなのか、どんな情報を持っているのかを理解できるように管理しましょう。
DMBOKでは、メタデータの種類を3つに分類しています。
ビジネスメタデータ
ITから独立した、業務に関するメタデータ。
テクニカルメタデータ
ITに関する物理的なメタデータ。
オペレーショナルメタデータ
システム運用の過程で生成されるメタデータ。
まとめ
メタデータとはデータを説明するデータのことです。図書館における図書目録の様なものです。
データサイドからビジネスサイドまで多くの人員に、欲しいデータを欲しい時に見つけられる様にする重要な役割を持ちます。
構造化データ、非構造化データ共にメタデータ管理の対象です。ビジネス・テクニカル・オペレーショナルの3つに分類されるメタデータを管理します。
【DMBOK】11の知識領域から「データマネジメント」を理解する
コチラの記事では、DMBOKの全体像を紹介しています。合わせて確認してみてください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。