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DMBOK【データウェアハウジングとビジネスインテリジェンス】わかりやすいまとめ

peiguri
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とある社畜のDX担当、いねおけです。

今回のテーマは

データウェアハウジングとビジネスインテリジェンス

DMBOKで紹介されている11の知識領域の中から「データウェアハウジングとビジネスインテリジェンス」の概要について御紹介します。

ゴールはビジネスにおけるデータ活用です。誰が、どのデータを、何のために使うのか?を明確にすることで、ビジネスアウトプットに繋がるDWHとBIダッシュボードを構築しましょう。

データウェアハウジングとビジネスインテリジェンスとは

DWHを構築することでデータを活用可能な形式で保持し、BIツールを用いることで企業活動を可視化(分析やレポート化など)することで、事業の意思決定に活用すること。

これがデータウェアハウジングとビジネスインテリジェンスです。
上記に出てきた略語のDWHとBIについてもそれぞれ解説します。

データウェアハウス(DWH)とは

様々なデータを統合して、かつ、最終的なビジネスアウトプットに繋げるためのハブとなる箱がデータウェアハウス(DWH)です。

「統合意思決定支援データベース(DWHそのもの)」と「それに関連するソフトウェアプログラム(ETLツールなど)」という2つの主要コンポーネントの組み合わせを指します。

ビジネスインテリジェンス(BI)とは

様々なデータを可視化し、ダッシュボードとしてわかりやすく表示・共有するツールがビジネスインテリジェンス(BI)です。

データの抽出・クレンジング・変換など、データ分析を可能にする為の一連のプロセスや技術を指します。

データドリブンな事業活動

データを活用することで「ビジネス上の成果を創出すること」が目標です。その為に、適切なデータをDWHに統合し、そこから重要な指標をBIツールでトラッキングできる体制を整えることが重要です。

「データドリブンな意思決定につながる」という意味で、データマネジメント領域の中でも効果が目に見えやすく、華やかな印象のある領域だと言えるかもしれません。

注意が必要なのは、データテーブルの形骸化です。データサイドの意向だけでビジネスダッシュボードを作ったとしても、使われなければ意味がありません。必ず、ビジネスサイドの持つビジネス要件を調査して、データサイドとビジネスサイドの双方から見て価値のあるDWH、BIダッシュボードを構築し、それらを運用していくことが重要です。

要件を整理する

「データサイドとビジネスサイドの双方から見て価値のある」という点は特に気を付けたい内容です。データサイド、ビジネスサイドのパワーバランスによって、出来上がる成果物が変わるケースはよくあります。
例えば、ビジネスサイドが言ったことを鵜呑みにしてそのまま作り込んだとしても、ほとんど使われないというケースがあります。もしかしたら、ビジネスサイドの人員はデータ活用に詳しくないかもしれないし、思い付きや、人に言われたことをそのまま注文してきているだけかもしれません。

データサイド、ビジネスサイド、双方の視点で「ビジネスにプラスのアウトプット」を創出できる要件を整理することが重要です。

誰が(Who)、どのデータを(What)、何の為に(Why)使うのかを明確にして、DWHへのデータ統合と、BIダッシュボード化を推進しましょう。

運用

データがビジネスアウトプットに繋がる状態、つまり、データドリブンな事業活動を継続する為には、利用者が「BIダッシュボードの重要性」を認識し、日々の業務の中で「BIに基づく高速な意思決定」を行い「PDCAサイクル」を回す体制になっていることが重要です。

どこからも参照されていない、形骸化したデータテーブルやBIダッシュボードが、多数放置されている様な状況は望ましくありません。使いたいデータを探し出すのに手間がかかると、データの重要性や信頼感が薄まってしまいます。本当に必要なものだけに絞って、保守・運用を行うようにしましょう。

また、データの品質も重要です。データが古かったり、部門をまたぐとデータの定義が異なる、といった状態ではデータの品質が担保できず、ビジネスの意思決定に利用できなくなってしまいます。

まとめ

適切なデータをDWHに統合し、そこからBIツールで常に重要な指標をトラッキングできるような体制にすることが、データドリブンな事業活動につながります。

誰がどのデータを何のために使うのか?を明確にしてビジネスサイド・データサイドどちらの視点でもビジネスアウトプットに繋がるデータをDWHへ統合し、そしてBIダッシュボード化しましょう。

どこからも参照されない形骸化したデータテーブルは整理して、最新かつ共通のデータを運用することで、BIダッシュボードをビジネスの意思決定に利用しましょう。

データマネジメント知識体系ガイド / 原タイトル:DAMA-DMBOK[本/雑誌] / DAMAInternational/編著 DAMA日本支部/監訳 Metafindコンサルティング株式会社/監訳

【DMBOK】11の知識領域から「データマネジメント」を理解する
コチラの記事では、DMBOKの全体像を紹介しています。合わせて確認してみてください。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
いねおけ
いねおけ
とある企業のDXパートナー
いねおけと申します。 好きなモノを推す仕事をしたいと悩んだ結果、企業の改善・改革を担当出来るDX推進関連の仕事に転職。 「こうありたい」を語るのが好きです。 「なんちゃってでイイからやっちゃって!」精神でDXスタートをお手伝いします。
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