DX
PR

3×4マップで【データサイエンティスト】に期待される守備範囲をわかりやすく解説しました

peiguri
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

とある企業のDX応援団、いねおけです

今回のテーマは

データサイエンティスト

デジタルスキル標準で紹介される、データを収集・解析する仕組みの設計や実装、運用を担う人材を指します。

DX推進スキル標準の構成

DX推進スキル標準は、「5つの人材類型」「ロール」「スキルリスト」から構成されています。

ロールとは、5つの人材類型それぞれについて、期待される役割や業務ことです。
活躍する場面や、役割の違いによって、1つの人材類型に2~4つ割り当てられています。

スキルリストは全ての人材類型で共通に参照します。
「重要度a:高い専門性と実践力 」
「重要度b:一定の専門性と実践力」
「重要度c:説明が可能」
「重要度d:概要を知っている」
といった様に、各ロールに期待されるスキルと、そのレベル感が定義されています。

データサイエンティスト

データサイエンティストとは何か?デジタルスキル標準から「定義」と「ロール」を抜粋すると下記の様な内容となります。

定義

DXの推進において、データを活用した業務変革や新規ビジネスの実現に向けて、データを収集・解析する仕組みの設計・実装・運用を担う人材

ロール

  • データビジネスストラテジスト:事業戦略に沿ったデータの活用戦略を考えるとともに、戦略の具体化や実現を主導し、顧客価値を拡大する業務変革やビジネス創出を実現する
  • データサイエンスプロフェッショナル:データの処理や解析を通じて、顧客価値を拡大する業務の変革やビジネスの創出につながる有意義な知見を導出す
  • データエンジニア:効果的なデータ分析環境の設計・実装・運用を通じて、顧客価値を拡大する業務変革やビジネス創出を実現する

データサイエンティストを「もっと解りやすく解説」

DX(デジタルトランスフォーメーション)の”D”はデジタル活用を意味し、デジタル活用とはつまり、データ活用であると言い換えても過言ではありません。

社会全体のIT化やデジタル化が進む現代において、データそのものや、その活用技術の重要性が増しているといえます。

データサイエンティストは、データ活用のスペシャリストであり、DX(デジタルトランスフォーメーション)の”D”活用を支える技術者としての役割を期待されます。

データサイエンティストに期待する守備範囲

図の横軸には「事業活動の流れ」をとります。
業務(ビジネス)は、「事業の目的」「何を売るか」といった、活動の根本を指します。
プロセスは、「どう作るか」「組立方」といった、モノやサービスを形にする活動を指します。
製品/サービスは「売り物」「顧客との接点」といった、事業活動のアウトプットを指します。

図の縦軸にはDXによる「変革の過程」をとります。
何をどうやって変革すのかを企画することから始め、それを設計・制作・評価する事で具体化します。その後は実際に運用しながら、改革の効果を評価します。

データサイエンティストに求められる「データ収集・解析」

データを収集して解析することで、そこに新しい価値を見出す「データ活用」を担う役割がもとめられます。

データサイエンスとは、統計学や数学などを駆使して、膨大なデータの分析を行うことを指しています。データサイエンティストは、膨大なデータを意味あるものに変換し、予測や有益な発見を行う「データ分析の専門家」です。

データ活用≒DXと言っても過言ではないため、データの収集の方法や仕組みの検討、データ分析を行うための環境の設計・構築・運用など、幅広く活躍が期待されます。

AIや、Python(パイソン)の有効利用など、ソフトウェアエンジニア的な切り口の活躍も期待されます。

ちなみに、本ページの守備範囲マップの図では、データサイエンティスト人材に期待する最もコアな部分をマッピング(赤色)しました。

IPAのデジタルスキル標準の中では、ビジネス企画の検討などでも活躍して欲しいと記載がされています。また、効果測定、つまり評価の断面においてもデータを集計することで、数値的・客観的に分析をすることは大変有効です。
この様に言い始めると、DXにおける、データサイエンティストの守備範囲は全部です!みたいなことになってしまうので、ここでは最もコアな部分をマッピングしました。

統計学 + 数学 + ソフトウェア(情報処理)のスキルセットが必要というハードルの高さ(人材の希少さ)を考えても、具体化~運用が得意な、実践的・実務的人材であることが求められる人材類型だと言えるでしょう。

まとめ

デジタルスキル標準、5つの人材類型の中から「データサイエンティスト」について御紹介しました。
IPAが定めた定義やロールも参照しつつ、「もっと解りやすく解説」と銘打ち、私見を交えて解説いたしました。ここでは「守備範囲」という言葉を用い、デジタルスキル標準の原本とは違った視点・切り口で人材類型に期待される役割を整理しました。

DXや、デジタルスキル標準についてはこちらの記事も是非参考にしてみてください。

▷リンク:DXを成功させるための設計図!「業務・組織」「システム」「ビジネス」の3つの観点から解説


▷リンク:デジタルスキル標準とは?DX推進に役立つスキルや指針を知ろう

以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
いねおけ
いねおけ
とある企業のDXパートナー
いねおけと申します。 好きなモノを推す仕事をしたいと悩んだ結果、企業の改善・改革を担当出来るDX推進関連の仕事に転職。 「こうありたい」を語るのが好きです。 「なんちゃってでイイからやっちゃって!」精神でDXスタートをお手伝いします。
記事URLをコピーしました