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3×4マップで【ビジネスアーキテクト】に期待される守備範囲をわかりやすく解説しました

peiguri
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とある企業のDX応援団、いねおけです

今回のテーマは

ビジネスアーキテクト

デジタルスキル標準で紹介される、DX推進スキルを持つ高度人材像の1つであり、DXの目的設定や、関係者のコーディネートなど、ビジネス視点からデジタル知識まで幅広い領域をカバーする人材を指します。

DX推進スキル標準の構成

DX推進スキル標準は、「5つの人材類型」「ロール」「スキルリスト」から構成されています。

ロールとは、5つの人材類型それぞれについて、期待される役割や業務ことです。
活躍する場面や、役割の違いによって、1つの人材類型に2~4つ割り当てられています。

スキルリストは全ての人材類型で共通に参照します。
「重要度a:高い専門性と実践力 」
「重要度b:一定の専門性と実践力」
「重要度c:説明が可能」
「重要度d:概要を知っている」
といった様に、各ロールに期待されるスキルと、そのレベル感が定義されています。

ビジネスアーキテクト

ビジネスアーキテクトとは何か?デジタルスキル標準から「定義」と「ロール」を抜粋すると下記の様な内容となります。

定義

DXの取組み(新規事業開発/既存事業の高度化/社内業務の高度化・効率化)において、ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定したうえで、関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する人材

ロール

  • 新規事業開発:データやデジタル技術を活用した新規製品・サービスの市場への提供
  • 既存事業の高度化:データやデジタル技術の活用を通じた既存製品・サービスの価値向上(多様な提供方法、既存製品の新市場開拓等)
  • 社内業務の高度化・効率化:データやデジタル技術の活用を通じた社内業務の品質やコスト、スピードの向上

ビジネスアーキテクトを「もっと解りやすく解説」

ビジネスそのものの改革を期待された人材がビジネスアーキテクトであると言えます。

データやデジタル技術の活用とビジネス変革双方の視点を持ちあわせ、

  • デジタル技術をビジネスに適応する
  • ビジネスを、現代のデジタル技術の水準に合わせて変革する

といった舵取りの出来る人材像です。

ビジネスアーキテクトに期待する守備範囲

図の横軸には「事業活動の流れ」をとります。
業務(ビジネス)は、「事業の目的」「何を売るか」といった、活動の根本を指します。
プロセスは、「どう作るか」「組立方」といった、モノやサービスを形にする活動を指します。
製品/サービスは「売り物」「顧客との接点」といった、事業活動のアウトプットを指します。

図の縦軸にはDXによる「変革の過程」をとります。
何をどうやって変革すのかを企画することから始め、それを設計・制作・評価する事で具体化します。その後は実際に運用しながら、改革の効果を評価します。

ビジネスアーキテクトに求められる「DXの目標設定」

事業活動の全体を通じて何を創出するのか?そして、DXによってそれをどう変革するのか?
こんな舵取りを期待されるので、「企画」領域の全体に貢献することが期待されます。
他の人材類型の取り組みや、作業の方向性を含めて理解し、コントロールする様な立ち回りが求められそうです。

ビジネスアーキテクトに求められる「事業の創出や事業の高度化」

ビジネスそのものの改革を期待されています。
事業活動を通じて何を創出するか、何を売るか、どうやって社会に貢献するか、といった事業活動をデザインすることで、既存の事業をより高度なものにしたり、あるいは、全く新しいビジネスモデルを確立する役割を担います。
変化する時代に合わせて、自社のビジネスを変化させることで、競争力を高める意識が重要となります。

ビジネスアーキテクトに求められる「導入後の効果検証」

ビジネスそのものの改革計画と、それを実現する為の舵取りを担う人材であり、その他の専門人材(人材類型)との協調が重視されるポジションであることから、導入後の効果検証についても全体を鳥瞰する様な立ち回りが期待されます。

まとめ

デジタルスキル標準、5つの人材類型の中から「ビジネスアーキテクト」について御紹介しました。
IPAが定めた定義やロールも参照しつつ、「もっと解りやすく解説」と銘打ち、私見を交えて解説いたしました。ここでは「守備範囲」という言葉を用い、デジタルスキル標準の原本とは違った視点・切り口で人材類型に期待される役割を整理しました。

DXや、デジタルスキル標準についてはこちらの記事も是非参考にしてみてください。

▷リンク:DXを成功させるための設計図!「業務・組織」「システム」「ビジネス」の3つの観点から解説


▷リンク:デジタルスキル標準とは?DX推進に役立つスキルや指針を知ろう

以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
いねおけ
いねおけ
とある企業のDXパートナー
いねおけと申します。 好きなモノを推す仕事をしたいと悩んだ結果、企業の改善・改革を担当出来るDX推進関連の仕事に転職。 「こうありたい」を語るのが好きです。 「なんちゃってでイイからやっちゃって!」精神でDXスタートをお手伝いします。
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