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エッジコンピューティングとは?概要や活用事例をわかりやすく解説します

peiguri
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とある企業のDXパートナー、いねおけです

専門用語や略語をわかりやすく解説します

今回のテーマは

エッジコンピューティング

利用者や現場の近くでデータを処理するのがエッジコンピューティングです

情報設備のクラウドシフトが進む昨今においては、一見、真逆の方針の様にも思えますが、そんなことはありません

ネットワーク通信量の削減や、クラウドストレージ容量の削減に有用な技術であり、クラウドサービスの活用と、現場のユーザビリティ向上の双方に役立つ技術として期待されています

以下の順番で紹介します

  1. エッジコンピューティングとは
  2. エッジコンピューティングの特長
  3. エッジコンピューティングの活用事例
いーねくん
いーねくん

エッジ活用で、通信データが減るのといーねー♪

エッジコンピューティングとは

エッジコンピューティングとは、ネットワーク末端であるIoTデバイスそのものや、その周辺領域に配置したサーバーでデータを処理する手法です

エッジ側でデータのクレンジングや処理・分析を行うためリアルタイム性が高く、また、クラウドにデータ送信するのは処理後のデータとなるため、通信遅延やネットワーク負荷を抑えることができます

データを集中処理するクラウドに対し、データを分散処理するのがエッジコンピューティングの特長です

エッジコンピューティングの特長

ネットワーク負荷、通信量の削減

IoT活用やデジタルツイン実現に向けた課題として、通信量の肥大化があげられます
これは管理コストの増加や、ネットワーク遅延につながる問題となっています

エッジコンピューティングでは、エッジ側でデータを処理して、必要なデータのみをクラウドにアップロードします

結果として、通信量の削減、通信コストの削減、クラウドストレージ容量の削減、ネットワーク遅延(負荷)の削減等の効果が期待できます

レイテンシ軽減・リアルタイム性向上

通信の待ち時間や遅延時間をレイテンシといいます

エッジコンピューティングでは端末に近いところで処理を行なうため、データ通信に要する遅延時間を減らし、リアルタイム性の高い処理を行うことが可能になります

セキュリティ

エッジコンピューティングでは、外部ネットワークを介さず、データをローカルで処理・保存することができます

処理結果のデータだけをアップロードすればよいので、処理途中のデータが漏洩する様なリスクを軽減することが可能です

エッジコンピューティングの活用事例

事例1:農業

農業分野では、無人操作が可能な農業機器やドローン、センサー情報の活用が進んでいる背景もあり、膨大なデータを分析・活用する動きが活発になっています

天候、温度、湿度、日照量、といった情報に対する情報分析から、ロボットの動作制御までを実施するスマート農業において、レイテンシ(通信遅延)は大きなデメリットとなる為、エッジコンピューティングの活用が効果をあげています

事例2:製造業

スマートファクトリーとよばれる、自動化技術が多用化された工場では、カメラやセンサーが多数配置されており、それを製品の品質チェックや、不良品判別に活用します

複数の製造ラインで、大量の動画・画像・センサー値などの情報が収集される為、エッジコンピューティングを利用したデータトラフィックの最適化が有効です

その他の事例

エッジコンピューティングの事例としては以下の記事が大変参考になりました

▷リンク:エッジコンピューティングの活用進む8つの業界

まとめ

エッジコンピューティングは、データの発生源に近い場所でデータを処理するコンピューティングの技術です

IoTやAIの活用が進めば進むほど、リアルタイムでのデータ活用や分析の重要度は増し、よりセキュアで、よりリアルタイム性の高い動作が求められることになります

エッジコンピューティングでこれらの課題を解決すると共に、日々進歩する通信技術と組み合わせることで、今後もさまざまな分野で活用されることが期待できます

ABOUT ME
いねおけ
いねおけ
とある企業のDXパートナー
いねおけと申します。 好きなモノを推す仕事をしたいと悩んだ結果、企業の改善・改革を担当出来るDX推進関連の仕事に転職。 「こうありたい」を語るのが好きです。 「なんちゃってでイイからやっちゃって!」精神でDXスタートをお手伝いします。
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